リスク=ボラティリティで本当に良いのか?投資のリスクとは何か?

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一般的には、投資におけるリスクはボラティリティで表すことになっていますが、果たして本当にそれで良いのでしょうか?私は「リスク=ボラティリティ」以外にも、もっと多角的にリスクをとらえるべきだと考えます。

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ボラティリティとは?

まずはボラティリティという言葉の意味について確認します。

ボラティリティとは価格変動の大きさを表す指標で、価格変動が大きい場合は「ボラティリティが大きい」、価格変動が小さい場合は「ボラティリティが小さい」と表現します。

そして投資の世界では通常、このボラティリティを標準偏差で数値化し、それをリスクの度合いとして解釈することになっています。

ボラティリティが大きい商品は、価格変動が激しく期待されるリターンからのばらつきも大きいので、多くの人が避ける傾向があり、リスクの高い商品として認識されることになります。

逆にボラティリティが小さい商品は、価格変動が緩やかで期待されるリターンからのブレも小さくなるので、リスクが低い商品ということになります。

「リスク=ボラティリティ」で良いのか?

確かに「リスク=ボラティリティ」と考えるのも一理あります。

福にゃん
福にゃん

例えば、投資商品Aに投じた1,000万円の価値が毎日のように100万円単位で変動したらどうでしょうか?「先週は1,100万円まで値上がりして喜んだのもつかの間、今週は900万円まで値下がりしてしまった」そんな状況で心中穏やかに日常生活を送れるでしょうか?

とんまる
とんまる

資産が毎週のように10%前後増減するなんて、僕には耐えられないよ

福にゃん
福にゃん

毎週10%前後っていうのは極端な例ですが、価格変動が大きすぎると投資をためらってしまうものですね

とんまる
とんまる

でも「リスク=ボラティリティ」と決めつけてしまって本当に良いの?

 

では、次の2人の主張を比べてみましょう。

株価が毎日変動するのは嫌だから投資はしたくない

損をするのは嫌だから投資はしたくない

どちらの主張も分かりますが、個人的には「損をするのは嫌だから投資はしたくない」と言っているおばさんの方に共感できます。

なぜなら、私が投資をしていて一番「嫌だ」「苦手だ」と感じている作業が「損切り」だからです。お金を増やしたくて投資をしているのに損を確定させれば資産が減ってしまうし、そもそも自分の投資判断が間違っていたことを認めることにもなるので気分が良いわけがありません。

一方で、投資の世界に足を踏み込んでいる以上は、価格の変動にはある程度我慢できる自信があります。

もし私が投資を控えるとしたら、それは将来資金を失う確率が高いと思うときであって、ボラティリティが大きいのを心配して投資を控えるのではないと思います。ボラティリティが大きかったとしても、長期的に見て右肩上がりに成長することが見込めるような資産であれば、私は喜んでボラティリティの大きさを受け入れるはずです。

リスクを多角的に捉える

また、リスクと一口に言っても、ボラティリティ以外にも様々な要素が考えられます。

  • 信用リスク
  • カントリーリスク
  • 為替リスク
  • 流動性リスク
  • インフレリスク
  • 地政学的リスク
  • 市場リスク
  • 金利リスク
  • キャリアリスク

大切なお金を預けるからには、ボラティリティ以外にも色々な面から総合的に考えて「リスク」を判断した方が後から後悔せずに済むと思います。

またこれらのリスクを一律に定量化・数値化すること自体にも無理があるのかもしれません。

リスクの個人差を考える

ある人にとってはリスクに感じられることが、他の人にとってはリスクではないと感じられることもあるので、自分にとってのリスクは何なのかをしっかりと考える必要があるのではないでしょうか。

例えば、常にある程度の投資収益を求められる機関投資家と、自分で余裕資金を運用している個人投資家では、許容できる期待リターンとボラティリティに差があるのは当然です。投資成績が悪い場合、機関投資家は下手をすれば自分の職業すらも失う可能性がある一方で、個人投資家はある程度気楽でいられます。

また、定年間際の投資家とこれから数十年の運用期間が取れる若い投資家では、許容できるリスクに違いが出てくるはずです。

リスクを一律的に数値化しようとするのではなく、あくまでも自分の性格や状況に応じたリスクを取るように心掛けた方が良いかもしれません。

福にゃん

1985年生まれ。5人家族の主婦。投資デビューは24歳のとき。その後スウィングトレード、債券投資、バリュー株投資、IPO投資、ソーシャルレンディングなどに挑戦。現在はインデックス投資(低コスト投資信託への長期・積立・分散投資)を中心に、IPO・現物株・債券をサブ的に投資しています。

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